覚[膳所城修覆願ヶ所絵図]
解説 | 関ヶ原の戦いで勝利を得た徳川家康は、その戦後処理の一環として膳所城を築かせ、戸田一西を入城させました。城主はその後、戸田氏鉄、本多康俊、本多俊次、菅沼定芳、石川忠房、石川憲之とめまぐるしく変わりましたが、慶安4年(1651)に本多俊次が再び入封した後は、本多氏が明治維新まで務めることとなりました。 築城から半世紀ほど経った寛文2年(1662)5月1日、マグニチュード7.6程度の大地震により、天守が傾き、本丸の矢倉が土台も含めて湖中に崩落する等、大きな被害を受けました。この絵図は、その被害状況をあらわした絵図と、修復計画をあらわした絵図の二枚がセットになっています。 なお絵図の裏書は、『古絵図が語る大津の歴史』(大津市歴史博物館編、大津市歴史博物館、2000年)の43ページに翻刻・紹介されていますので、あわせてご覧ください。 (参考文献) 『古地震』 萩原尊礼編著 東京大学出版会 1982年 『大津の城』 大津市史編さん室編 大津市 1985年 『歴史災害のはなし』 中島暢太郎ほか著 思文閣出版 1992年 『古絵図が語る大津の歴史』 大津市歴史博物館編 大津市歴史博物館 2000年 『城と城下町』 滋賀県立安土城考古博物館編 滋賀県立安土城考古博物館 2007年 p1 全体図 p2 地震倒壊箇所拡大図 p3 地震倒壊箇所拡大図 p4 膳所城修復計画図 p5 裏書 |
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資料種別 | 絵図 |
地域 | 大津・志賀地域 > 大津市 |
タイトル | 覚[膳所城修覆願ヶ所絵図] オボエ ゼゼジョウ シュウフク ネガイ カショ エズ |
著者 | 本多俊次作成 ホンダ,トシツグ |
出版年(西暦) | 1662 |
出版年(年代) | 寛文2年(1662) |
出版社 | 膳所藩/大津 |
形態 | 1枚/84×115cm |
関連人物 | 本多氏 ホンダシ |
関連地名 | 膳所 ゼゼ |
件名 | 絵図;膳所城;地震 エズ;ゼゼジョウ;ジシン |
内容注記 | 裏書あり |
その他の注記 | 原本の資料番号:121040463 |
コンテンツID | 0500014 |
書誌番号 | 0280439 |
IIIF マニフェスト | https://da.shiga-pref-library.jp/0500014/manifest |