初代広重近江八景/解説

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解説 近江八景は、近江の琵琶湖畔の名勝8ヶ所で、室町時代の明応9(1500)年、近衛政家・尚通父子が中国の洞庭湖畔の瀟湘八景に擬して詠んだとも、寛永の三筆といわれる近衛信尹(1565〜1614)が詠んだともいわれています。
近江八景は、琵琶湖畔の比良暮雪、堅田落雁、唐崎夜雨、三井晩鐘、瀬田夕照、粟津晴嵐、矢橋帰帆、石山秋月の8ヶ所を指します。
諸国を行脚した元禄時代の俳人大淀三千風は、名高い景勝地12ヶ所のうち、近江八景を第6位にランキングしました。
この「近江八景」の名前をさらに広めたのは、江戸時代中期以降の浮世絵版画ともいわれます。
「東海道五拾三次」・「木曾街道六拾九次」などのすぐれた浮世絵を世に出した安藤(歌川)広重(1797〜1858)の描く「近江八景」は20種に及びます。
この作品は安政4(1875)年広重の晩年の作品(魚栄板)です。
上の方を雲形で仕切り、源氏模様を散らして、その中に古歌を題しているところに特徴があります。
資料種別 浮世絵
地域 大津・志賀地域 > 大津市
タイトル 初代広重近江八景/解説
ショダイ/ヒロシゲ/オウミ/ハッケイ
著者 安藤広重
アンドウ/ヒロシゲ
出版年(西暦) 1857
出版年(年代) 安政4年(1857)
関連文献 「近江八景-湖国風景画の成立と展開」(滋賀県立近代美術館編刊 ’88) 「近江八景-湖国の風光・日本の情景」(大津市歴史博物館編刊 ’04) 「大津の名勝」(大津市教育委員会博物館建設室企画編集 大津市刊 ’89) 
件名 浮世絵;近江八景
ウキヨエ;オウミハッケイ 
その他の注記 魚栄板 
ページ数 8枚 
大きさ 36×26cm 
コンテンツID 0500110 
書誌番号 0985231 
IIIF マニフェスト https://da.shiga-pref-library.jp/0500110/manifest