近江名所/近江堅田之浮御堂[抜粋]
解説 | 浮御堂は、平安時代中期、恵心僧都(えしんそうず)の尊称で知られる天台宗の名僧・源信(げんしん 942~1017)によって大津市堅田に建立された満月寺の仏堂です。写真に見られる通り、湖中に突き出た桟橋の端に、あたかも水面に浮かぶように堂宇が建っていることから、その名がつけられました。その幽寂閑雅な佇まいは近江八景のひとつとしても著名です。 なお、この絵葉書に写っているのは1920年(大正9年)ごろの様子で、1934年(昭和9年)の室戸台風で倒壊してしまいました。現在の建物は、3年後の1937年(昭和12年)に再建されたものですが、その年に刊行された『観光手帳』でも「前にも增した優雅な姿を湖中に浮ばせてゐる」といちはやく紹介されており、いまと変わらぬ人気の観光スポットであったことが伺えます。 (参考文献) 『観光手帳』 滋賀県編・刊 1937年 |
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資料種別 | 古写真・絵葉書 |
地域 | 大津・志賀地域 > 大津市 |
タイトル | 近江名所/近江堅田之浮御堂[抜粋] オウミ メイショ オウミ カタタ ノ ウキミドウ |
出版年(年代) | [出版年不明] |
出版社 | [出版社不明]/[出版地不明] |
関連地名 | 堅田 カタタ |
件名 | 近江八景 近江八景 |
ページ数 | 1枚 |
大きさ | 9×14cm |
コンテンツID | 0500123 |
IIIF マニフェスト | https://da.shiga-pref-library.jp/0500123/manifest |