東海道近江八景一覧之図

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解説 大名行列が渡る東海道の瀬田唐橋をメインに近江八景を描いた作品です。
 東海道を江戸方面から京都方面に向かう大名行列の先頭は、日の岡峠(逢坂山)にかすかに見えます。
 そのあと、行列は大津の町、大津札の辻、打出浜、右手に湖上に浮かぶ膳所城を見ながら、膳所の城下町を経て、瀬田川畔の鳥井、瀬田唐橋と続いています。
右手前の馬上の人物とその周辺の青い装束の人々には、よく見ると顔が描かれています。先頭付近の赤い装束の人々に顔や手足はありませんが、笠は最後までひとつずつ描かれており、拡大してみても細やかな筆致を楽しめます。
 歌川貞秀は文化4年(1807年)生まれ、号は玉蘭、玉蘭斎、五雲亭などといいました。下総国布佐の生まれで、浮世絵師初代歌川国貞に師事した浮世絵師でした。
 特に、鳥瞰図(ちょうかんず)を得意としたといわれます。

(参考文献)
『浮世絵レファレンス事典』 日外アソシエーツ株式会社編集 日外アソシエーツ 2010年
『浮世絵事典 定本 第2版』 吉田暎二著 画文堂 1990年
資料種別 浮世絵
地域 大津・志賀地域 > 大津市
タイトル 東海道近江八景一覧之図
トウカイドウ オウミ ハッケイ イチラン ノ ズ
著者 歌川貞秀画
ウタガワ,サダヒデ
出版社 園原屋正助
形態 3枚継
関連地名 大津市
オオツシ 
件名 瀬田川;近江八景
セタガワ;オウミ ハッケイ 
その他の注記 原本の資料番号:128542065 
ページ数 3枚 
大きさ 36×25cm 
コンテンツID 0500328 
書誌番号 4095290 
IIIF マニフェスト https://da.shiga-pref-library.jp/0500328/manifest