滋賀県管下近江国六郡物産図説/鉱山/採掘法2種類と採掘の様子

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解説 鉱石の採掘には2種類ありました。露頭掘り(露天掘り)と坑道掘りです。
露頭堀は、石部石灰、水口伴中山白土で行われ、明治になって発破が導入され作業効率を上げました。
 一方、坑道堀は坑道をつくり、鉱夫が坑道に入って鉱脈に沿って採掘する方法です。p4の絵では、げんのうとのみを使って鉱石を掘りだしています。また、手元に手燭を置き、わずかな明かりで作業しています。坑道掘りが行われていた鉱山は、甲津畑銅山・石部銅山でした。
いずれの採掘でも尤も活躍した道具は、「げんのう」(玄翁・玄能とも)と呼ばれる大小の金槌でした。このほか、p.9のような各種の採掘道具が使われていたことが分かります。

(参考文献)
『近江鈴鹿の鉱山の歴史 新版』 中島伸男著 サンライズ出版 2006年

p1 石部石灰
p2 水口伴中山白土
p3 石部石灰発破の様子
p4 石部銅山採掘の様子
p5 甲津畑銅山
p6 石部銅山
p7 石灰製図
p8 石部銅山 堀立器械之図
p9 石部石灰 鉄道具之図

資料種別 和書
地域 甲賀地域 > 湖南市
タイトル 滋賀県管下近江国六郡物産図説/鉱山/採掘法2種類と採掘の様子
シガケン カンカ オウミノクニ ロクグン ブッサン ズセツ コウガグン/コウザン/サイクツホウ ニシュルイ ト サイクツ ノ ヨウス
著者 滋賀県勧業課[編集]
出版年(西暦) 1873
出版年(年代) 明治6年(1873)
出版社 [滋賀県]/[大津]
形態 和装本 帙入
件名 鉱山
コウザン 
大きさ 28×19cm 
コンテンツID 0500556 
IIIF マニフェスト https://da.shiga-pref-library.jp/0500556/manifest