滋賀県管下近江国六郡物産図説/2/甲賀郡[上]/信楽焼/神山村陶器製造員数取調詳細書上帳
翻刻 | ■表紙■明治五年壬申五月 陶器製造員数取調詳細書上帳 近江国甲賀郡神山村 |
---|---|
解説 | 信楽陶器の産地の一である神山村の陶器製造の詳細をまとめたものです。 長野村の書上帳同様、信楽焼の歴史を知るうえで大変貴重な資料です。神山村は、酒器・茶碗・神仏具など小物陶器を中心に製造していました。 以下、本書によって陶器製造の概要を見てみましょう。 創業は古くにあったようですが、中断をはさんで享保年中(1716~1736)に陶器づくりを再開したとあります。 陶土は神山村の三郷山で産出していたものを使ってましたが、のち隣村の柞原から荒土のまま買い取るようになります。また、釉薬は柞原をはじめ、伊賀国石川村、京都、大阪から調達していました。 慶応3年(1867年)当時の軒数29軒、窯数116基、年間で大小の陶器約4万5千個を生産していました。 (参考文献) 『角川日本地名大辞典 25 滋賀県』 「角川日本地名大辞典」編纂委員会編 角川書店 1991年 『陶器全集 信楽焼図解』 小野賢一郎 編 陶器全集刊行会 1933年 p.1 表紙 p.2 第1条 創業人名および年代 p.3 第2条 陶土産地、第3条 陶土運搬方法、第4条 陶土精製方法、第5条 道具(図面にあり) p.4 第6条 執業(図面にあり)、第7条 運送・荷造り方法(図面にあり)、第8条 釉薬、第9条 釉薬調合 p.5 第10条 窯数、第11条 窯詰の様子(図にあり)、第12条 窯焼き、第13条 燃料の薪の具合 p.6 第14条 本焼および素焼き燃料の薪の数量と年額の変遷 p.7 第15条 営業家数、第16条 陶土消費年額の変遷 p.8 第17条 陶工人数と給料の変遷、第18条 陶工一人当たり製造数の変遷 p.9 一窯あたり製造数の変遷、雑職・日雇などの人数および給料の変遷 p.10 窯の蓋や棚板の年額の変遷、第19条 年間の窯焼きの数の変遷 p.11~12 第20~21条 日雇賃・薪・釉薬などの経費、売払金の変遷 p.13 第22条 細工人について、陶器営業家数雑職日雇課程給料表 p.14 製陶竃数薪数価数絵具数価表 |
資料種別 | 和書 |
地域 | 甲賀地域 > 甲賀市 |
タイトル | 滋賀県管下近江国六郡物産図説/2/甲賀郡[上]/信楽焼/神山村陶器製造員数取調詳細書上帳 シガケン カンカ オウミノクニ ロクグン ブッサン ズセツ コウカグン シガラキヤキ コウヤマムラ トウキ セイゾウインスウ トリシラベ ショウサイ カキアゲチョウ |
著者 | 滋賀県勧業課[編集] シガケン カンギョウカ |
出版年(西暦) | 1873 |
出版年(年代) | 明治6年(1873) |
出版社 | [滋賀県]/[大津] |
形態 | 和装本 帙入 |
関連地名 | 信楽;神山村 シガラキ;コウヤマムラ |
件名 | 信楽焼 シガラキヤキ |
ページ数 | 1冊 |
大きさ | 27cm |
コンテンツID | 0500654 |
書誌番号 | 1525605 |
IIIF マニフェスト | https://da.shiga-pref-library.jp/0500654/manifest |