和漢三才図会/信楽焼と甲賀の物産/[抜粋]

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解説 『和漢三才図会』は、江戸時代の正徳2年(1712年)頃に出版された絵入りの百科事典です。同書に掲載されている信楽焼関係と甲賀郡の物産として紹介されているものを紹介します。
 信楽焼関係では、まず「陶工」(すえものつくり)があります。 『和漢三才図会』の説明には、『日本書紀』垂仁天皇3年の条に、新羅王子の天日槍(あめのひぼこ)が来朝したという記事をあげ、近江国鏡谷(かがみのたに)の陶人は天日槍につき従って来た人たちであるとしています。陶器の産地として、信楽のほかに瀬戸、萩、伊万里、京清水などを紹介しています。ほかに、「盞」(ちょく)や「もたい」(水を汲むときに使う瓶)を信楽産出の品として掲載しています。
 江戸期の甲賀の物産としては、『滋賀県管下六郡物産図説』未掲載の水口の「行李」(こおり)と『図説』でも取り上げられている水口の「笠」(たけのこがさ)、「管笠」(すげがさ)が掲載されています。

(参考文献)
『和漢三才図会 2』 寺島良安[著] 島田勇雄ほか訳注 平凡社 1985年
『和漢三才図会 5』 寺島良安[著] 島田勇雄ほか訳注 平凡社 1986年

p.1 陶工拡大図
p.2 表紙(巻第7 人倫類 「陶工」記載)
p.3 陶工
p.4 盞
p.5 もたい
p.6~7 行李
p.8 笠
p.9 菅笠

資料種別 和書
地域 甲賀地域 > 甲賀市
タイトル 和漢三才図会/信楽焼と甲賀の物産/[抜粋]
ワカン サンサイ ズエ シガラキヤキ ト コウガ ノ ブッサン
著者 寺島良安著
テラジマ,リョウアン
出版年(西暦) 1713
出版年(年代) 正徳3年(1713)
出版社 [杏林堂]/[大阪]
形態 和装本
関連地名 信楽;水口
シガラキ;ミナクチ 
件名 信楽焼;物産
シガラキヤキ;ブッサン 
その他の注記 杏林堂版 
ページ数 1冊 
大きさ 26cm 
コンテンツID 0500655 
IIIF マニフェスト https://da.shiga-pref-library.jp/0500655/manifest