滋賀県管下近江国六郡物産図説4/野洲郡・蒲生郡/中野村煙草
| 翻刻 | ■表紙■明治第五壬申年五月 墺地利博覧会ニ附、煙草明細取調書 近江国蒲生郡大拾壱区中野村■ |
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| 解説 | 東近江市中野町 たばこが日本で栽培されるようになるのは慶長10年(1605)頃といわれます。のち、徳川幕府はたばこ栽培の禁止令をたびたび出しますが、中野村には、寛文7年(1667)以前から栽培したと推測させる資料が残されています(「八日市市史」第3巻 八日市市史編さん委員会/編刊 1986年)。 江戸時代を通じて愛知・蒲生・神崎・野洲各郡で栽培されていましといいます。 物産図説に描かれているたばこの品種は丸葉の無柄種で、中野村の特産品でした。 なお、大正から昭和にかけて「中野たばこ」は嗜好の変化にともなって、昭和8年(1933)には栽培されなくなりました。 その後、中野では他の品種の栽培が行われるようになり、食糧不足の戦時および戦争直後は壊滅にひんしましたが、昭和28年(1953)にはほぼ回復しました(「滋賀県市町村沿革史」第2巻 滋賀県市町村沿革史編さん委員会/編刊 1967年) なお、近江のたばこの歴史については、「ちょっといっぷく たばこの歴史と近江のたばこ」太渓元千代著、サンライズ印刷 1995年)に詳しく書かれています。 |
| 資料種別 | 和書 |
| 地域 | 神崎地域 > 東近江市 |
| タイトル | 滋賀県管下近江国六郡物産図説4/野洲郡・蒲生郡/中野村煙草 シガケン/カンカ/オウミ/ノ/クニ/ロクグン/ブッサン/ズセツ/4/ヤスグン/ガモウグン/ナカノムラ/タバコ |
| 著者 | 滋賀県勧業課 シガケン/カンギョウカ |
| 出版年(西暦) | 1872 |
| 出版年(年代) | 明治6年(1873) |
| 件名 | 煙草 タバコ |
| コンテンツID | 0501010 |
| 書誌番号 | 1525608 |
| IIIF マニフェスト | https://da.shiga-pref-library.jp/0501010/manifest |
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