近江石山寺/参拝記念

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解説 石山寺は東大寺の僧・良弁の開基とされています。はじめは華厳宗でしたが、10世紀の初めに聖宝が第1代庵主となって真言宗にあらためられ、真言密教の道場となりました。
『滋賀県百科事典』によれば、「石山寺は観音の霊験と、都から半日行程で参詣できることや風光明媚といった三要素を有していること」から、参籠が当時の貴族の女性たちのあいだで盛んに行われたとあり、事実、その様子は『和泉式部日記』や『蜻蛉日記』、また『石山寺縁起絵巻』といった平安朝文学のなかに確認することができます。
 とりわけ、「源氏の間」と呼ばれる寺の一室は、紫式部がその部屋で『源氏物語』の筆を起こしたと巷間伝えられており、観光の名所となっています。
 また、屋根が入母屋造檜皮葺(いりもやづくりひかわぶき)、袴腰(はかまごし)には漆喰塗が施された鐘楼は、鎌倉時代後期の建立とされ、重要文化財の指定を受けています。

(引用・参考文献)
『滋賀県百科事典』 滋賀県百科事典刊行会編 大和書房 1984年

p.1 紫式部源氏の間
p.2 鐘楼堂
資料種別 古写真・絵葉書
地域 大津・志賀地域 > 大津市
タイトル 近江石山寺/参拝記念
オウミ イシヤマデラ サンパイ キネン
出版年(年代) [出版年不明]
出版社 [石山寺]/[大津市]
件名 石山寺;近江八景
イシヤマデラ;オウミ ハッケイ 
大きさ 9×14cm 
コンテンツID 0501147 
IIIF マニフェスト https://da.shiga-pref-library.jp/0501147/manifest