滋賀県管下近江国六郡物産図説/1/滋賀郡・栗太郡/大津算盤/算盤工機械及執業分課之図/[写真複製版]

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解説 大津算盤は、東海道筋の大津市大谷町から追分町のあいだで大津絵・縫い針などとともに売られ、江戸時代の『東海道名所図会』や『和漢三才図会』に、大津の代表的な名産のひとつとして挙げられています。
『新修大津市史 第4巻』にはその由来について、「大津算盤の創始者とされる片岡家の伝承によれば、慶長17年(1612)、長崎奉行長谷川藤広に従い長崎にいた元祖片岡庄兵衛は、明から渡来した算盤をもとに日本で初の算盤を製作し、以後、幕府御用達の算盤師となったという。」とあります。
また、『近江輿地志略』には、「追分町・火打町・元一里塚町・此大谷町の土人算盤を製して名産とののしる」と記され、安政元年(1854)には、大谷・追分両町で17軒の算盤業者が株仲間をつくるほど繁栄していました。
大津算盤製作道具は昭和54年(1979)、大津市有形民俗文化財に指定されました。

(参考文献)
『新修大津市史 第4巻』 大津市 1981年
『新註近江輿地志略』 宇野健一改訂校註 弘文堂書店 1976年
『大津そろばんについて』 中西一郎[著] 中西一郎 1964年
『滋賀県百科事典』 滋賀県百科事典刊行会編著 大和書房 1984年

p1 算盤(部分)
p2 表紙
p3 往古ノ形・当今ノ形
p4 梅・柊(材料)
p5 桜・柘・黒柿(材料)
p6 樫(材料)・諸道具
p7 諸道具・執業図
p8 執業図


資料種別 和書
地域 大津・志賀地域 > 大津市
タイトル 滋賀県管下近江国六郡物産図説/1/滋賀郡・栗太郡/大津算盤/算盤工機械及執業分課之図/[写真複製版]
シガケン カンカ オウミ ノ クニ ロクグン ブッサン ズセツ シガグン クリタグン オオツ ソロバン ソロバンコウ キカイ オヨビ シツギョウ ブンカ ノ ズ
著者 滋賀県勧業課[編集]
シガケン カンギョウカ
出版年(西暦) 1873
出版年(年代) 明治6年(1873)
出版社 [滋賀県]/[大津]
形態 バインダー綴り
件名 算盤;伝統工芸;物産
ソロバン;デントウ コウゲイ;ブッサン 
その他の注記 原本所蔵:滋賀県立琵琶湖博物館 
ページ数 23枚 
大きさ 23×32cm 
コンテンツID 0501350 
書誌番号 1518692 
IIIF マニフェスト https://da.shiga-pref-library.jp/0501350/manifest