滋賀県管下近江国六郡物産図説/1/滋賀郡・栗太郡/尾花川の漁業/滋賀郡尾花川湖水諸魚絵図/[写真複製版]

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翻刻 表紙:明治五年壬申年八月 湖水諸魚絵図 近江国滋賀郡 尾花川
解説 「尾花川は大津より坂本に至る北國街道に沿える狭長の地域にあり、湖岸に瀬する事より漁猟を業としていた。」と、『大津市史』に書かれています。
 このコンテンツでは36の魚等を紹介しており、琵琶湖の豊かな生態系を知ることができます。

 ページ1の鰉(ひがい)は、琵琶湖の固有種で和名をビワヒガイと呼び、コイ科の仲間です。
 『湖国びわ湖の魚たち』によると、「ヒガイは、川では中・下流に多く棲んでいますが、琵琶湖では比較的流れのある、底が砂または礫(れき)のあるところに多く棲んでいて、その伸び縮みのする小さな口で底に潜んでいる小動物を主食にしています。」また、「(以上略)卵を産みつけるのがドブガイやイシガイなどイシガイ科の二枚貝であるというのはおもしろいことです。」

p1 鰉(ひがい)(部分)
p2 表紙
p3 鯉・大和鯉
p4 鮒・真鮒・紅葉鮒・鯰
p5 鱒・雨之魚・大鮎・小鮎
p6 諸子・残魚・鯥(むつ)・鮇(かまつか)
p7 鰣(はす)・ワタカ・ヒハラ・ヒガイ鰉
p8 鯎(うぐい)・〓鯎(まちか)・鰻・黄〓魚(きぎ)
p9 沙魚(はぜ)・フグリ子・鮠(はや)・追川魚(おいかわ)
p10 海鯲(うみどじょう)・嶌鯲(しまどじょう)・泥亀・蜆貝(しじみがい)
p11 海老・雑魚・魦(いさざ)・氷魚(ひうお)
p12 烏帽子貝(えぼしがい)・蚌貝(どぶがい)
 
(参考・引用文献)
『大津市史』上巻 大津市役所∥編 大津市役所 1942年 p.640
『湖国びわ湖の魚たち』 増補改訂版 滋賀県立琵琶湖文化館∥編 第一法規 1991年 p.49-51
資料種別 和書
地域 大津・志賀地域 > 大津市
タイトル 滋賀県管下近江国六郡物産図説/1/滋賀郡・栗太郡/尾花川の漁業/滋賀郡尾花川湖水諸魚絵図/[写真複製版]
シガケン カンカ オウミ ノ クニ ロクグン ブッサン ズセツ シガグン クリタグン オバナガワ ノ ギョギョウ シガグン オバナガワ コスイ ショギョ エズ
著者 滋賀県勧業課[編集]
シガケン カンギョウカ
出版年(西暦) 1873
出版年(年代) 明治6年(1873年)
出版社 [滋賀県]/[大津]
形態 バインダー綴じ
関連地名 大津市尾花川町
 
件名 魚類
ギョルイ 
その他の注記 原本所蔵:滋賀県立琵琶湖博物館 
ページ数 23枚 
大きさ 22×31cm 
コンテンツID 0501354 
書誌番号 1518692 
IIIF マニフェスト https://da.shiga-pref-library.jp/0501354/manifest