滋賀県管下近江国六郡物産図説/1/滋賀郡・栗太郡/桐生の雁皮紙/製紙方法始終取調記並真図/[写真複製版]

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翻刻 表紙:明治五壬年 製紙方法始終取調記並真図 申五月 栗太郡 桐生村
解説 「江戸時代に手工業として発達し、現在もなおその伝統の技法を伝えている特産品もある。その一つが、桐生(きりゅう)村の雁皮(がんぴ)紙である。現在でも手漉(す)き和紙の技術を伝える成子(なるこ)家の伝承によれば、天明年間(1781~89)に、初代紙屋佐治兵衛の娘が、女中奉公していたの出庭(でば)村(栗東市)の法香寺の住職から越前(えちぜん)の製紙法を学び、桐生村に持ち帰って始めたという。」(『新修大津市史 4巻』より)
本書には、「文政十二年(1929)に佐二兵衛というものが、越前国敦賀(敦賀市)より製紙の方法を学んで桐生村で創業した」との伝承を載せています。
現在、この製法を受け継ぐ伝承者はわずかで、滋賀県の無形文化財保持者に指定されています。
また、近江雁皮紙の製品や現代の製造過程は、『近江鳥ノ子』や『近江の紙津山の紙ネリの話』に紹介されています。

(参考文献)
『新修大津市史 第4巻 近世後期』 林屋辰三郎[ほか]編 大津市役所 1981年
『近江鳥ノ子』 高橋正隆著 文華堂 1971年
『近江の紙津山の紙ネリの話』 思文閣出版 1990年

p1 紙を張る図(部分)
p2 表紙
p3 輸出についての願書
p4 第一条・由緒、第二条・原料岩皮(雁皮)
p5 岩皮ノ真図・ニベノ真図
p6 第四条雁皮の採取
p7 第五条・原材料の製法
p8 第六条・漉き立ての方法
p9-12 第七条・漉紙一式器械ノ図
p12-16 第八条・分課執業ノ図
p17 第九条・由来と器械所持者
p18-19 第十条・販売単位と製紙品類分価一年漉出販売金数表
p20 第十一条・品類分価目録
p21 署名

資料種別 和書
地域 大津・志賀地域 > 大津市
タイトル 滋賀県管下近江国六郡物産図説/1/滋賀郡・栗太郡/桐生の雁皮紙/製紙方法始終取調記並真図/[写真複製版]
シガケン カンカ オウミ ノ クニ ロクグン ブッサン ズセツ シガグン クリタグン クリタグン キリュウムラ セイシ ホウホウ シジュウ トリシラベキ ナラビニ シンズ
著者 滋賀県勧業課[編集]
シガケン カンギョウカ
出版年(西暦) 1873
出版年(年代) 明治6年(1873)
出版社 [滋賀県]/[大津]
形態 バインダー綴り
関連地名 大津市上田上桐生町
 
件名 伝統工芸
デントウ コウゲイ 
その他の注記 原本所蔵:滋賀県立琵琶湖博物館 
ページ数 20枚 
大きさ 22×31cm 
コンテンツID 0501360 
書誌番号 1518694 
IIIF マニフェスト https://da.shiga-pref-library.jp/0501360/manifest