湖国聚英/磯湖岸/[抜粋]
解説 | 紫式部は、父の任官に伴って越前に向かうため、都を離れました。三尾が崎から出帆し、琵琶湖を横断して湖東の米原市磯に立ち寄った際、次のような歌を詠んだとされています。 「又、磯の浜に、つるの、こゑごゑになくを 磯がくれ おなじ心に たづぞなく ながおもひいづる 人や誰ぞも 【通釈】「さらにまた、磯の浜で、鶴が、それぞれ声で鳴くのを、湖岸の岩陰に隠れて、私と同じ心で鶴が鳴いていることだ。おまえが思い出している人は、いったい誰なのか。」」(『紫式部集全釈』) 『紫式部伝』によると、「「磯の浜」は、坂田郡磯村(現在、米原市磯)の「磯入江」のほとりのことである。(中略)この入り江の辺で鶴が鳴いていたので、式部は感慨を催してこの歌を詠んだのである」とあります。 なお、滋賀県は、県内の名所旧跡を紹介した写真集『湖国聚英』を、昭和11年(1936年)に再刊しました。8年前の初版と比較すると、装丁・写真・解説等すべて刷新されています。 (参考文献) 『紫式部集全釈』 笹川博司著 風間書房 2014年 p.129 『紫式部伝』 角田文衞著 法蔵館 2007年 p.1 磯湖岸 p.2 解説 |
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資料種別 | 古写真・絵葉書 |
地域 | 坂田地域 > 米原市 |
タイトル | 湖国聚英/磯湖岸/[抜粋] ココクシュウエイ イソコガン |
著者 | 滋賀県編刊 シガケン |
出版年(西暦) | 1936 |
出版年(年代) | 昭和11年(1936) |
出版社 | 滋賀県/[大津] |
関連地名 | 米原市磯 |
件名 | 磯崎 イソザキ |
ページ数 | 1冊 |
大きさ | 19×28cm |
コンテンツID | 0501372 |
書誌番号 | 2298399 |
IIIF マニフェスト | https://da.shiga-pref-library.jp/0501372/manifest |