湖中産物図証/5/水獺(カワウソ)/[抜粋]

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解説 この資料が制作された頃、琵琶湖周辺の漁師はカワウソも捕獲していました。そのため、魚類ではありませんが本書に収録されています。なお明治末期までは、県内にカワウソが生息していたことが確認されていますが、それ以降、確実な生息を示す情報はありません。
 現在では琵琶湖で見かけることはなくなったカワウソですが、この絵には、びっしりと密集した毛や足のみずかき等、かつての姿がはっきりと描かれています。本草学が隆盛だった江戸時代、こうした細密な動植物画が、全国で数多く描かれました。

(参考文献)
『滋賀の獣たち 人との共存を考える』 高橋春成編著 サンライズ出版 2003年
『江戸の美しい生物画集成』 狩野博幸監修 河出書房新社 2020年

p1 水獺(合成)
p2-3 水獺
p4-6 解説
資料種別 和書
地域 琵琶湖 > 琵琶湖
タイトル 湖中産物図証/5/水獺(カワウソ)/[抜粋]
コチュウ サンブツ ズショウ 5 カワウソ
著者 藤居重啓編
フジイ,ジュウケイ
出版年(西暦) 1854
出版年(年代) 安政元年(1854年)
出版社 山本錫夫/[出版地不明]
件名 動物
ドウブツ 
コンテンツID 0501476 
書誌番号 1352738 
IIIF マニフェスト https://da.shiga-pref-library.jp/0501476/manifest