大津みやげ全 狂歌画本

 ビューアーで見る  

画像の取扱いについて

無断での複製、改変、配布、転載を禁止します(詳しくは、利用案内を参照してください。)

翻訳 [序文]
夫絵に心なしといへとも天地一体のたましひを品かたちに顕はし紙中よりぬきいて山野をあらす其心おなしからさるにや姿まちまちにしていたずらに心をうこかしむる今ハむかし又平といふ人土佐光信の弟子にして此道に工なり自一流のたはふれを画くなかれを湖水の辺り大津といへる処に書伝ふを大津絵と呼ぶこたひ其里にすめる絵師権次の筆妙の画を影して浪華の好人のえひす歌をあつめそへ大津みやけとなして春の日のなかき御代のもて遊びとそなしぬ
浪華 白縁斎梅好
安永九年子卯月
解説 外法の梯子剃り、雷と太鼓、鷹匠、藤娘など、代表的な画題を扱った大津絵が、1冊にぎゅっと詰め込まれています。序文によると、権次という絵師の描いた大津絵を写し、余白に大阪の数寄者による狂歌を添えて出版したもののようです。

(参考文献)
『大津絵こう話』 片桐修三編著 サンライズ印刷出版部 1997年
『大津絵の世界』 大津市歴史博物館編 大津市歴史博物館 2006年

p1 天狗と象[抜粋]
p2 表紙
p3 序文
p4 序文・外法の梯子剃り
p5 大黒外法の相撲・鬼の三味線弾き
p6 槍持ち奴・若衆
p7 鷹匠・馬乗若衆
p8 住吉踊・為朝
p9 鐘馗・塗笠美人
p10 春駒・頼光
p11 坂田の金時・瓢箪鯰
p12 提灯と釣鐘・傘さす女
p13 三味線女・座頭と犬
p14 天狗と象・花車の娘
p15 花を担う娘・雷と太鼓
p16 鬼の行水・花売り娘
p17 藤娘・鷹
p18 鷲・荷物持ち奴
p19 鬼の念仏・竹に虎
p20 猫とねずみ・釣鐘弁慶
p21 薙刀弁慶・鶏
p22 酒飲み猿
p23 奥書
p24 裏表紙
資料種別 和書
地域 大津・志賀地域 > 大津市
タイトル 大津みやげ全 狂歌画本
オオツ ミヤゲ ゼン キョウカ ガホン
著者 白縁斎梅好著; 山田清作編輯
ハクエンサイ バイコウ;ヤマダ セイサク
出版年(西暦) 1919
出版年(年代) 大正8年(1919年)
出版社 米山堂/東京
件名 大津絵
オオツエ 
その他の注記 和装本 安永9年(1780)塩屋三郎兵衛刊の複製 
ページ数 19丁 
大きさ 23cm 
コンテンツID 1000018 
書誌番号 2304349 
IIIF マニフェスト https://da.shiga-pref-library.jp/1000018/manifest