東海道名所図会/1/長等の山桜/[抜粋]

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翻刻 千載
ささ波や志賀の都ハあれにしをむかしなからの山桜かな
読人しらず
解説 『千載和歌集』に収められているこの歌は、平家物語の「忠度都落」に登場します。平家都落ちに際し、平忠度は師である藤原俊成のもとを訪ね、いずれ勅撰集が編まれる際にはと自身の歌を書き付けた巻物を託します。俊成はこの忘れ形見を受け取り、のちに『千載和歌集』を撰した際、世を憚って詠み人知らずというかたちではありましたが、「故郷花」という題で詠まれたこの歌を入集させました。忠度は平家随一の和歌の名手として知られ、「忠度最期」にも、歌を記した文を箙に結び、死出の旅に出る場面が描かれています。

(参考文献)
『平家物語全注釈』 中巻 富倉徳次郎著 角川書店 1967年
『平家物語全注釈』 下巻 第1 富倉徳次郎著 角川書店 1967年



資料種別 和書
地域 大津・志賀地域 > 大津市
タイトル 東海道名所図会/1/長等の山桜/[抜粋]
トウカイドウ メイシヨ ズエ 1 ナガラ ノ ヤマザクラ
著者 秋里籬島編
アキザト,リトウ
出版年(西暦) 1797
出版年(年代) 寛政9年(1797年)
出版社 柳原喜兵衞[ほか]/[大阪]
件名 東海道;図絵
トウカイドウ;ズエ 
その他の注記 原本の資料番号:127373017/和装本/木版/帙入 
大きさ 22cm 
コンテンツID 1000068 
書誌番号 0740876 
IIIF マニフェスト https://da.shiga-pref-library.jp/1000068/manifest