農業水利及土地調査書全4輯と解説書

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解説 滋賀県は大正8~11年(1919~22)にかけて農業水利および耕地の調査を実施し、これを踏まえて滋賀県内務部から4冊の報告書『農業水利及土地調査書』大正11~13年(1922~24)が刊行されました。その目的は、「実態調査による耕地・水利の現状把握を積み上げて、県の行政計画の基礎資料とすることにあり。」(本書緒言より)というものでした。耕地拡大の必要性が叫ばれる中、国の開墾助成法*と、それに連動した県の開墾助成奨励規定**(ともに大正8年)がありましたが、古くから開発の進んだ滋賀県では、開墾・開田の可能性が少なく、既存耕地の改良による食糧増産に重点を置かなければなりませんでした。ここに、本調査書が詳細を極める特殊事情があったのです。 注*開墾助成法とは、大正7年(1918)に全国的に起こった「米騒動」を背景にして、国が耕地拡張を目的として定めた国費補助制度。 注**滋賀県開墾助成奨励規定とは、国の補助制度を受けて滋賀県が定めた規定。 (解説の出典) 「大正期近江盆地における農業水利の地域性」 野間晴雄著 『日本の農山漁村とその変容』 大明堂 1989
資料種別 和書
地域 滋賀県 > 滋賀県
タイトル 農業水利及土地調査書全4輯と解説書
コンテンツID 1000092 
書誌番号 0276929 
IIIF マニフェスト https://da.shiga-pref-library.jp/1000092/manifest