五十三次名所図絵/草津

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解説 大津市の歴史博物館が責任編集した『街道・宿場・旅』という書物では、湖に臨む草津の矢橋(やばせ)の風景を抒情的に描いた、この浮世絵について、次のように解説されています。
「矢橋から対岸にある大津の石場まで、湖上一里の渡し船を利用する旅人は多く、行き交う帆船の姿は、『近江八景の矢橋の帰帆』として有名です。絵に見える二本の石積みの突堤や弘化3年(1846)建立の常夜灯は、今も見ることができます。」
 草津は、東海道と中山道が交わる所で、昔から交通の要所でした。
 現在の矢橋は、人工島による公園が整備される等、時代とともに風景は移ろいましたが、週末には家族連れの姿も目立ち、日々の憩いの場として、いまも変わらぬ賑わいを見せています。


(参考文献)
『街道・宿場・旅』 大津市歴史博物館編集 大津市歴史博物館 1991年 p.39
資料種別 浮世絵
地域 栗東・野洲地域 > 草津市
タイトル 五十三次名所図絵/草津
ゴジュウサンツギ メイショ ズエ クサツ
著者 [歌川]広重画
ウタガワ,ヒロシゲ
出版年(年代) [江戸]
出版社 児玉又七/[出版地不明]
関連地名 草津
クサツ 
件名 東海道;絵画
トウカイドウ;カイガ 
ページ数 1枚 
大きさ 37×26cm 
コンテンツID 1000110 
書誌番号 1161585 
IIIF マニフェスト https://da.shiga-pref-library.jp/1000110/manifest